歯科とは?


「歯科」は、虫歯や歯周病、義歯(入れ歯や差し歯)の作成などの治療を行う診療科の一つです。歯科には、審美歯科・矯正歯科・口腔外科のようにいくつかの種類がありますので、主に虫歯や歯周病の治療を行う歯科のことを、「一般歯科」と呼ぶこともあります。
ほとんどの「一般歯科」では保険が適用されますが、保険制度の制約上、治療法が同じであっても、治療に使用する材料や技術の違いによって、保険適用外になる場合もあります。
治療を受ける前に、その歯科医はどのような治療法を行っているのか、保険適用外であれば、費用はどれくらい必要になるのかなど、具体的に確認しておくと良いでしょう。
保険診療で使用する材料や技術は、決して質が劣るものではありません。
ただ、保険適用外の治療では、より質の高い材料を使用し、使用感を良くするために、精度を高めた技術を用いています。

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例えば、クラウン(虫歯の治療後、歯を保護するためにかぶせるもの)の場合、保険診療では金銀パラジウム合金を使用しますが、ゴールド(18金)を使用すると保険適用外になります。
ゴールドを使用するメリットは、ゴールドが金属の中で最も溶けにくく、金属アレルギーの心配がほとんどない体に優しい金属であること、歯と同じ硬さを持っていることから、歯と同時に磨耗がすすむこと、そして、非常に歯と適合性が高いことが挙げられます。
義歯の場合、保険診療はプラスチックで作成します。
強度を上げるために、やや大きめ・厚めに作ってありますので、食べ物の温度や味が伝わりにくいことがあります。毎日使用するものですから、保険診療・保険適用外について、十分に医師と相談するようにしてください。

歯科の種類


審美歯科…虫歯等を治療するだけでなく、見た目にもきれいに見えること(審美性)を目的として治療を行う歯科のことで、ほとんどが保険適用外治療となります。
例えば、虫歯は保険診療の範囲内で十分に治療することができますが、金属の詰め物では不自然に見えたり、見た目が美しく仕上がらないため、歯と同じような色のセラミックを詰め物の材料に用いて、審美性を高めます。
矯正歯科…「歯並び」や「噛み合わせ」の矯正をするため、矯正器具などを使用して治療を行います。
小児歯科…成長途中にある子供を対象とした歯科で、成長に支障をきたす要因を取り除くことを目的としています。 
やわらかいものばかり食べさせることで、顎や口が正常に発達できないケースが増えているため、食生活や生活習慣の指導を行なうこともあります。 
口腔歯科…虫歯や歯周病に限らず、口の周囲の組織に起こる疾患や、全身疾患に関わる口内の症状を治療します。

口内炎、口腔粘膜疾患、先天異常(唇顎口蓋裂など)、顎の骨折、顎変形症、顎関節症、細菌等の感染症、口中に症状が出る膠原病などの全身疾患などを取り扱います。
予防歯科…診療科目として表示することは未だ認められていませんが、「予防は最良の治療法である」という考えから、現在、特に注目が集まっている歯科です。
悪いところがあったら治療して、その後、虫歯や歯周病を予防するため、歯みがき指導や「PTMC」を行います。PTMC(Professional Mechanical Teeth Cleaning)は、機械を使って専門的に行う歯のクリーニングのことで、痛みは全く無く、プラークをきれいに取り除きます。

歯科の治療法


歯科の治療というと、「歯を削るので痛い」といったイメージを持つ人が多いと思いますが、現在では、歯を少ししか削らず、痛みもかなり少なくて済む新しい治療法が考え出されています。
「3Mix-MP法」とは、虫歯になっている部分に、3種類の抗菌剤・抗生物質を混ぜたものを詰めて、虫歯菌を殺菌することで虫歯を治す治療法です。
少し削ったところに薬を詰めれば良いので、歯を削る量がわずかで済みますし、痛みも少ないことが最大のメリットです(完全に無痛ではありません)。詰める薬による副作用は今のところ報告されていませんが、治療費が高いこと、まだ新しい治療法のため、データが不十分なこと、実施している歯科医院が少ないこと等、デメリットもあります。
薬剤を使用することなく、オゾンで虫歯菌を殺菌する治療法が、ヒールオゾン装置による「オゾン治療」です。安全性の高い治療法ですが、実施している歯科医院が少なく、進行した虫歯には適応しない等のデメリットがあります。

小さい虫歯の場合、虫歯になっている部分を削ってインレー(詰め物)を詰めます。インレーには、金属、プラスチック、セラミックなどの種類があり、保険診療か保険適用外かによって、使用する材料が違ってきます。
大きい虫歯の場合、削った部分にクラウンをかぶせますが、クラウンも保険によって材料が変わってきます。
虫歯が進行して治る見込みがなく、他の歯や骨にまで悪影響を与えるおそれがある場合は、抜歯を行います。抜歯のあとをそのままあけておくと、歯並びが悪くなる原因になったり、歯周病になりやすく、噛み合せも悪くなってしまうので、差し歯などで抜歯した歯の役割を補います。

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